子どもの話を聞くときに大切なこと・相手の背景を見る

● 子どもの話を聞くときに大切なこと・相手の背景を見る

こんにちは。国産バイリンガルの育て方講師の加藤由希子です。

子育てをしていると色んな悩みに直面しますよね。

そんな時に一つの目安として、この考え方を覚えておいてほしいです。

それは「目に見えているものだけがすべてではない」ということです。


 
こんな例があります。

以前、息子のお友達が突然息子に対して嫌がらせをするようになりました。

この時、第一にすることは我が子のケアですよね。

話を聞く、共感するなどです。

話を聞くときは、ちゃんと聞きましょう。


 

途中で口を出してしまう方も少なくありません。

そうすると子どもは話せなくなります。

「たたかれた」とか「いじめられた」って言われると親はビックリしますよね。

それでもまずは平常心で聞きましょう。

親がそこで大きな声を出したり、「〇〇くんが悪い!」などと言ってしまうのはいけません。

子どもはまず話を聞いてほしいんです。

それだけで解決する場合もあります。

まずはしっかりと聞きましょう。

そのうえで、「嫌だったね」「悲しかったね」など、お子さんの気持ちに共感してあげてください。


 
その次に考えてほしいのは、なぜその子はそんな行動をしたか、なんです。

まずはお母さんが考えてみてください。

我が家の場合は、相手の子がうちの子に対して、うらやましかったからだと思うんです。

相手のご家庭の事情もあるかもしれませんが、その子はいつも一人でした。

夜暗くなるまで公園にいて心配したこともあります。

近くのショッピングセンターで一人でいるところを見かけることもありました。

そんな時、うちの子はいつも私と一緒、「お母さん」と一緒にいる。

それがうらやましかったんだと思います。


 

まだ小学生でしたからね。

だから、意地悪していいってことではないです。

ただ相手の背景を見る、理解するっていうのは、大人でも大切なことです。

我が家は落ち着いたら、そのあたりも息子と話します。

「うらやましかったんだね~。いつも一人だもんね。」
「だからって意地悪するのはよくないけどね。」

こんな感じです。

小学生の息子がそれを受け入れるかは、別ですけど、そういう背景もあるかもしれないって提示する。

ただそれだけです。

こういう理由だから許してあげてねっていうのも、また違いますしね。

深刻ないじめの場合は、迅速な対応が必要ですし、学校の協力も必要です。

ただ、まずはしっかりお子さんの話を聞いてあげてくださいね。