● もう早くしなさいと言わない!お子さんに時間間隔を身につける3つの方法
こんにちは。国産バイリンガルの育て方講師の加藤由希子です。
お子さんに「早くしなさい!」って言ってしまうことってありますよね?。
「もう寝る時間になっちゃうのに!」
「あと○分で家を出ないと間に合わないのに!」
「小学校に間に合わない!」
「幼稚園に間に合わない!」
などなど、ヤキモキしたりイライラしたりすることがありますよね。
そんな時、どうして時間がないのに急がないんだろう?って思うことありませんか?
なぜ子どもが急がないかというと、子どもには「時間感覚」というものがまだないからなんです。
では、どうしたらお子さんに「時間感覚」を身につけることができるのでしょうか?
今回は、「もう早くしなさいと言わない!お子さんに時間間隔を身につける3つの方法」として、その疑問にお答えしますね。
その方法は以下の通りです。
1 : 見える化する
2 : タイマーや砂時計を使う
3 : カレンダーや手帳を使う
順番に詳しく解説していきますね。^^
1: 見える化する
時間感覚が身についていないお子さんは、「時間がない」という感覚がないのでまずは全体像を見える化しましょう。
例えば、朝起きてから外出するまでの時間をグラフのように一本の棒で、表現してあげるんです。
ちょっと簡単に書きましたがこんな感じです。

そうすると全体の「時間」がなんとなくわかって、今自分がどこにいるのか、「時間がない」とはどういうことなのかがわかります。
このグラフの場合は、8時には出発するので着替えなどの準備が遅れると「遊ぶ時間なくなるよ!絵本読めないよ!」というのが目で見てわかるようになります。
ママは頭の中でこれがわかるので、「遊ぶ時間なくなるよ!」とお子さんに言うのですが、お子さんにはその感覚がわかっていないんですね。
それを目で見てわかるように工夫してあげて下さい。
小さいお子さんにはイラストを使うなどもいいですね。^^
2: タイマーや砂時計を使う
目で見て全体の時間がわかるようになったら、今度は実際の時間の流れを感覚でわかるようにしていきましょう。
例えば、
・着替えにはどのくらいの時間がかかるか
・あと10分っていうのはどのくらいの時間なのか
というのを体感覚でわかるようにするトレーニングです。
全体像であと10分あるってわかっても、その10分で自分が何をどのくらいできるのかわかっていないと、時間をオーバーしてしまうことがありますよね。
そのトレーニングには、タイマーや砂時計が便利です。

小さいお子さんだと砂時計のほうが目に見えて時間の流れがわかるかもしれませんね。
慣れてきたらタイマーもいいでしょう。
「あと10分遊んだら片付けをしてね。」などの声掛けと一緒に、砂時計を使ってこれが全部落ちたら10分だよっていうことを伝えましょう。
何かに集中したり没頭している時はタイマーのほうがアラームがなるのでいい場合もありますね。
お子さんに「タイマーセットしてね。」などセットさせたり、時計の長い針が2のところにきたら終わりだよなどアレンジして「時間感覚」のトレーニングしていきましょう。
3: カレンダーや手帳を使う
最後は、カレンダーや手帳を使って先の予定まで立てながら、時間感覚を身につけていきましょう。

例えば、テストまであと1週間しかない時など、ママは「勉強する時間がないよ!」って焦ることがありますよね。
でも子どもは「まだ1週間もあるから大丈夫。」って思っているんです。
長い日数の時間感覚については、漠然としかわからないからですね。
これは大人にもあることです。
ですので、ここも、カレンダーや手帳で見える化すると便利です。
そして、予定が入っている日は予定も書き入れます。
勉強に使えるのが何日あって、何時間あってなどと見える化していきましょう。
手帳など適当なものがなければ、白いカレンダーをダウンロードして印刷してから、書き込んでいくのもいいですよ。

できれば、テスト範囲も見える化して、やるべきことをカレンダーに書き込んでいくとなおいいですね。
まとめ
「もう早くしなさいと言わない!お子さんに時間間隔を身につける3つの方法」、いかがでしたか?
1つ目と2つ目の方法は、乳幼児期の小さいお子さんにも活用できる方法ですよね。
1 : 見える化する
2 : タイマーや砂時計を使う
3 : カレンダーや手帳を使う
この3つの方法を毎日の生活に取り入れてみて下さい。
筋トレなんかと同じですぐにできるようにはならないかもしれませんが、コツコツトレーニングしていきましょう。
そうすれば、お子さんに「早くしなさい!」とイライラすることも少なくなっていきますよ。^^
親子で上手に時間を使えるようになるといいですね。